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安平が金網産業の「新たな道」を切り拓く

04 10, 2025

金網は、私たちの生産や暮らしに密接に関わる重要な工業製品です。ふるい、フィルター、網戸、フェンスといった身近な製品から、石油化学、自動車製造、医療・ヘルスケア、航空・宇宙などの幅広い産業分野まで、金網はさまざまな場面で欠かすことのできない存在となっています。

河北省安平県は、世界最大の金網生産・流通拠点として知られ、大小合わせて13,000社を超える金網関連企業が集積しています。製品は6つの主要シリーズ、400種類以上、6,000を超える規格を網羅し、織金網の生産量・販売量・輸出量はいずれも中国全体の80%以上を占めています。2023年には、金網産業の生産額が1,006億元に達し、河北省初の1,000億元規模の中小企業特色産業クラスターとなりました。

金網産業の変革・高度化に向けて、力強く前進する。最先端のデジタル技術の導入で、次々と新たな突破口を切り拓く。発展を阻む課題を一つひとつ乗り越え、さらなる成長へと歩みを進める――。

新たな活力がみなぎる安平は、金網産業の「新たな道」を力強く切り拓いています。

デジタル技術で変革

金網産業の「前進」を後押し

安平県和興金属製品有限公司の生産工場では、自動化された生産設備が整然と稼働しています。生産ラインではロボットアームが上下に動き、ステンレス線材が直線伸線、水槽伸線、焼鈍など十数工程を経て、直径0.08mmのステンレス線へと加工されます。その後、検査工程へと送られ、スタッフがハンディスキャナーでバーコードを読み取り、製品の生産データや表面の状態を細かく確認します。

「バーコードは、それぞれのステンレス線製品に付与された専用の『身分証明書』のようなものです。原材料の入荷から完成品に至るまで、各工程を正確に追跡することができ、原材料、生産、検査、入庫、梱包などの各工程をさかのぼって確認できます」と、総経理の宋旭昊氏は説明します。

同社は昨年、約140万元を投じ、自社開発と外部導入を組み合わせた「インターネット+デジタル管理」ソフトウェアプラットフォームを工場全体に導入しました。管理システムとデジタル技術を融合し、生産工程における設備間の連携を実現するとともに、生産データを自動収集し、リアルタイムで端末サーバーへ送信しています。

デジタル管理プラットフォームの活用により、生産効率と製品品質が大幅に向上し、さらに人件費を約20%削減することにもつながりました。

安平県和興金属製品有限公司におけるデジタル化の取り組みは、ビッグデータと金網産業の深い融合を推進し、産業の高品質な発展を後押しする安平県の重要な取り組みの一つとなっています。

イノベーションによる発展

金網産業の高付加価値化を推進

真夏の暑さが厳しい中、安平県匯金金網有限公司の生産現場でも、活気に満ちた製造風景が広がっています。機械設備が稼働する中、さまざまな模様や形状に加工されたパンチング装飾金網が、生産ラインから次々と送り出されています。

伝統的な金網製造企業である匯金金網は、近年、技術研究開発への投資を継続的に強化し、アルミメッシュカーテンウォール、アルミメッシュ天井、彫刻装飾パネル、メッシュガラスカーテンウォールなど、さまざまな金網製品を相次いで開発してきました。これにより、国内外のハイエンド市場への進出を着実に進めています。

技術の深耕と継続的なイノベーションは、匯金金網に大きな成果をもたらしています。同社の副総経理・薛媛媛氏は誇らしげに次のように語ります。

「近年、北京大興国際空港のターミナルビル、香港西九文化区の戯曲センター、サウジアラムコの石油研究開発センターなど、国内外の数多くのプロジェクトを受注してきました。設計から製造、施工まで、一貫したワンストップの装飾サービスを提供しています。特に2022年に製造したパンチング装飾金網は、カタール・ワールドカップのルサイル・スタジアムに採用され、世界から注目を集めました。」

薛媛媛氏は、フル稼働する工場内の工作機械を指しながら、「導入した高速ガントリーパンチプレスやタレットパンチプレスによって、従来のプレス加工設備をアップグレードしました。生産能力の向上や加工効率の改善だけでなく、何よりも金網製品の加工精度、専門性、そして意匠性を大幅に高めることができました」と説明しました。

技術による産業高度化

産業高度化の歩みを加速

金網産業のイノベーションニーズに応えるため、安平県は科学技術イノベーションのためのプラットフォームを構築し、ステンレス金網研究開発センターや溶接金網研究センターを設立しました。重点企業や大学・研究機関と連携し、複数のコア技術の開発に力を注いでいます。また、河北工業デザインイノベーションセンターや清華大学天津高端装備研究院などの機関と協力し、金網産業におけるインテリジェント技術の導入・応用を模索しています。

同時に、安平県は企業による国内外の先進設備の導入を奨励し、初号機導入に対する支援策も大幅に強化しています。2023年、安平県の金網関連企業による年間研究開発投資額は2億1,000万元に達し、前年比19.8%増となりました。安平の金網産業は、「安平製造」から「安平創造」へと着実に変化しています。

現在の安平には、「新しさ」と「品質」がもたらす活力が満ちあふれ、業界を牽引する「隠れたチャンピオン」企業も次々と誕生しています。「リーディング産業+シングルチャンピオン+専精特新」という構造を形成し、高品質な企業群がさらなる発展を遂げています。現在、安平県にはハイテク企業83社、国家級科学技術型中小企業130社、国家級「専精特新」小巨人企業5社があります。

「今後は、科学技術イノベーション、人材の誘致・育成、産業チェーンの延伸・強化、デジタル技術の活用、設備の高度化などに重点を置き、金網産業がより前へ、より高みへ、より強く発展していくため、引き続き的確な取り組みを進めていきます」と、安平県工業・情報化局産業科の毛海兵科長は述べています。